< 安城松平三兄弟
のぶただ のぶさだちかもり

安城松平三兄弟(信忠・信定・親盛)

松平五代長親(長忠)の息子たち(本当はこの下に二人いる)。
左から長男信忠、次男(三男もしくは五男ともいわれる)親盛、次男(三男ともいわれる)信定
信忠の息子が清康(家康の祖父)です。

幼い時から跡継ぎとして育てられた信忠
「三河物語」では松平史上最悪の主君として描かれています。
しかし、家を継いだのになかなか思うとおりにさせてくれない父への反感、家を背負うプレッシャーから自分を追い込んでしまったのかもしれない、ともいわれます。
きっと生真面目な優等生タイプだったのでしょう。

次男(三男とも)で分家桜井の信定。暗愚な兄に代わって松平宗家の地位を狙います。
人望もあり、連歌を愛する教養人で、尾張との外交もこなし、勇猛な将で、父にも愛され…
あの甥っ子さえいなかったらそれなりに優秀な当主になっていたかもしれません。

次男(三男、五男とも)で同じく分家福釜の親盛。この人は跡目争いには全く興味なし。
勇猛果敢で松平一門随一の武勇の士。
しかし無理な城攻めで命を落としてしまいます。
そしてそれを助けることもなく、ただ見守っていた信定に清康は
「あなたの顔など一生見たくもない!」
と衆目の前で怒鳴りつけ、信定と清康の仲は決定的に壊れます。

親盛の死に清康が激怒したのは、勢力争いでドロドロした松平家中にあって裏表のない爽やかな人物だったからでしょう。


この三人が力をあわせることができたら、三河はどんなに強大な国になったでありましょう…。


「福釜松平・親盛紀行」
「徳川家康の周辺紀行(松平信忠ゆかりの寺・称名寺)」


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